ia-cloudの概要

工場内で使用されている様々な生産設備・機械、センサや制御機器の多くは安全なファイアーウォールの内側からインターネットを介したサービスにアクセスする通信手段を持っていません。したがってインターネットを通じて各種のクラウドサービスを有効活用できません。高価格なIP-VPNや、安全性に疑問もあり運用保守の大変なインターネットVPNを使ったIndustrie3.9な技術を使うしかありませんでした。

しかし我々は、事務所や製造工場の中から様々なクラウドサービスをインターネットを通して利用しています。WebEDIや、インターネットバンキング、クラウド会計などはどうやってインターネットを活用しているのでしょう。それは、REST-JSONやWebsocketと呼ばれるWeb技術を利用し、TLSと言う暗号化通信技術を使っているからです。

生産機設備・機械、センサや制御機器もこのWeb技術を使えばインターネットを介して、様々なクラウドサービスを活用することができます。我々ia-cloudプロジェクトは、このデファクトスタンダードなWeb技術を利用した、産業用のIoTプラットフォームを開発しています。具体的には、REST-JSONと言われるWebサービスの標準技術と、近年急速な普及を見せているより密に情報の交換ができるWebsocket技術を利用し、製造業を中心とした様々な情報の共通モデルを定義して仕様書にまとめています。

また、ia-cloud Web API仕様を実装した、

ia-cloudトライアルサービスサイト

ia-cloudプロジェクトメンバ企業が提供するいろいろなia-cloud対応IoTゲートウエイ

様々なベンダー企業が自社の機器をia-cloud対応するための各種のサンプルコード

を公開しています。

ia-cloudのパンプレット